FEZ症候群(ネタなので注意)

FEZ症候群(えふいーぜっとしょうこうぐん)とは、アクションストラテジーMMORPGであるFantast Earth Zeroにのめり込んだプレイヤーが発症する架空の病気(症候群)。

概略

FEZとは Fantast Earth Zero の略で、キャラクターの視点でゲームが進行する。戦闘が大多数を占める。視点はあくまでキャラクター基準である。

主に2ちゃんねる内においてその定義が議論されている。古くは「FANTASY EARTH 〜THE RING OF DOMINION〜」の頃から、類似の症状を告白するプレイヤーなどがネットワーク界隈におり、その存在が明らかになった。

現在では大きく分けて三つの段階に分ける事ができる。

海外では深刻な蔓延状態にあるが、日本では幸いなことに感染経路が限られている上、文化的に感染源を忌避する習慣があり、感染機会は少ない。

万が一感染源に接触しても、日本人は病原体に対する耐性を持つ者が多いため、罹患率は世界的に見て極めて低い水準で抑えられている。三半規管が並外れて敏感な日本人は3D酔いで脱落する。3Dの仮想世界がキャラクター視点で表示されることに対し、脳内の知覚部位では「動いてる」と判断し、三半規管は「動いてない」と信号を送る。この二つは不整合となるため、酔いという身体的症状が現れ、長時間TPSをプレイすることができず罹患しにくくなる。

症状

第一段階

FEZを愛し、FEZにのめりこんだプレイヤーの何割かは、現実とFEZの世界を混同しはじめる。第一段階では、一般人とのコミュニケーションになんら問題はなく、社会へも適応できている。しかし、「会話を行う際、首を動かさず体ごと回って目線を合わせる」「やたらと足音に敏感になる」「水辺の波紋などに対して強い興味を持ち始める」といった症状が観察される。この段階で治療を開始できた場合、高い確率で完治する。

第二段階

行動に大きな影響が出てくる。

第二段階では第一段階での症状に加え、一般人との著しい変化が現れる。例えばマンホールの蓋などの場合には反応を示し、バッシュされると警戒して無意識に避けて通っている。患者は、すれ違う人をを敵軍とみなし、すれ違う際に
「/as <t>にバッシュ狙います。」などとなんらかのアクションを起こす事が多いため、これを目安に第一段階と区別する。

他にも「建築途中のビルに対して敵意を抱く」「壁などの外周から回り込むようにして移動する」「気が付くと身を隠す場所を求めている」といった戦術的な行動が増えることが挙げられる。

第三段階

現実とゲームの区別が付かなくなる。

この段階になると、患者は概して無口になる。しかし、特定の単語、例えば「ノ」「ょぅι゛ょ」「がおー」「キマ」「おつ」「GJ」などの言葉は自然に出てくる。この段階の患者とコミュニケーションを取る事は非常に困難で、例えば挨拶でさえも(上記のような)簡潔な定型句でないと反応を示さなくなる。

また、この段階の患者は自分自身がFEZの中の登場人物であると思い込み、「スラムアタックをすると移動スピードが上がり追撃しやすい」、といった非現実的な思考に基づいて行動するようになる。

その他の特徴的思考としては、以下のようなものとなる。

  • どんなにひどい重傷も、レアステーキや宿屋で完治する
  • 現実はFEZのエンジンで動いている
  • (太陽光の反射を見て)「HDR(High Dynamic Range)レンダリングが綺麗だ
  • (水面を見て)「ピクセルシェーダの使い方が巧い」
  • (ビルの爆破解体現場を見て)「敵オベキコリ完了」

患者の多くは、視界の中央にエイムや羽が、視界の周囲にはステータス表示やレーダーパネルが見えており、ハンマーや日本刀、ナイフ、無線機(携帯電話ではない)を所持する、または所持を熱望する傾向にある。

この段階からの治療成功例は非常に少なく、その軍事知識と経験で警備員に起用することが有用である。

治療法

FEZ以外のゲームをプレイさせることで、ゲームの存在を認識させ、効果的に血と金のFEZ世界から連れ戻す事が可能である。しかし、症状が第三段階まで進行した患者は、それすらもゲーム中における戦術目標と認識する事が多く、必ずしも効果的な治療法とはなりえない。

また、副作用として「リアルじゃないからクソ」症候群が発症する可能性もある。今後の研究に多くの期待が寄せられている。

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